焙煎履歴

2011年6月12日 (日)

ラオスのコーヒーを煎る

少し前にテレ東の「ガイアの夜明け」という番組で「コーヒーウォーズ」という特集をやったのですが、そこで紹介されたのがラオスのコーヒーでした。大手商社(丸紅?)のバイヤーが品質を聞かれ、「中米物の中の上」と答えるシーンがあったのですが、その時は「ウソだろ」と思いました。というのも、もともと品質が高い中米物の、「中の上」というのは世界的にはそれなりに高いレベルの品物になるし、アフリカのコーヒー新興国の豆や、タイの豆、中国雲南の豆などもサンプルローストして飲んでみたのですが、どれもそこそこ美味しくても使ってみようと思う程ではなかったからです。今回も「新興国」とか、「ベトナムの隣」とか、先入観があったのでナメてかかっていたのです。

ところが今朝、ラオスのエレファントマウンテンという豆をサンプルローストして飲んでみたところ、とても美味しく、正直なところびっくりしてしまいました。ほんの少しだけメキシコ的な癖のある香りが混ざるのですが、ネガティブな要素はそれくらいで、すっきりしているのに香りが強く、酸味も苦味もまろやかで飲みやすい。なにより香り(アフターテイスト)が強いことに驚きました。

少しネットで調べてみると、ラオスのコーヒー栽培の歴史は古く、第二次大戦前から行われていたようです。そういう意味ではコーヒー新興国では無いようです。コーヒー豆の品種はよくわからないのですが、見た目は粒が大きくブルボン系のコロっとした形状でカチモールっぽく見えましたが、純粋なアラビカなのかもしれません。

安っす~い生豆なのにスゴいな~と思って、改めて価格表を見ると、ぜんぜん安くはありませんでした。もう1ヶ月以上前に1kgだけサンプルを買って放置してあったので価格を忘れていました。ただ、価格に見合った価値がある豆だと納得するだけです。

ラインナップに加えてもいいなと思える初めてのサンプルかも。ただ、収納場所に限りがあるので、使うかどうかは要検討。

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2010年6月22日 (火)

ケニア・マサイAA、コスタリカ・コーラルマウンテン

小型焙煎機のDISCOVERYで、タイトルの豆を焙煎しました。
またまた少量ですので豆売りは出来ませんが、暫く喫茶ではお楽しみ頂けます。

ケニア・マサイAA
フルシティ・ロースト(深煎)です。口に含んだ時の香りが非常に強いです。柑橘系の香り、少しチョコレートっぽい甘さもあります。コクがありながら舌離れも良い。
生豆の価格が少し高めの豆なのですが、それに見合った高級感があると思いました。マニア受けしそうな感じ。

コスタリカ・コーラルマウンテン
シティロースト(中深煎)です。それなりに煎り込んだにも関わらず、柑橘系のさわやかな酸味が残りました。雑味がなく、すっきりしていて飲みやすいです。酸味好きの人に特にお勧めです。

小型焙煎機のDISCOVERYは少量で安定して煎れるので、色々試せて面白いです。手網焙煎で趣味で焙煎を始めたころのワクワク感がよみがえってくるようで楽しいですね。

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2010年6月14日 (月)

小型焙煎機でのサンプルロースト2種

久々に小型焙煎機のDISCOVERYでサンプルローストしました。
今回は2種類。ザンビアとエルサルバドルを煎ってみました。
感想は以下の通り。

・ザンビア ヴィクトリアフォールズ(カテシ農園産)
シティ~フルシティくらいの煎りで、果物っぽい香り、ボディ感ともに強く、かつ雑味が少なくクリアーな感じ。後味はスッキリと柑橘系の切れ味。とても良くできたキリマンジャロと言って出されたら、あぁ、そうかと納得してしまうような印象でした。
ちなみに、この豆はハイブリッド(カチモール)のようです。原種至上主義の某先生の影響でハイブリッドは扱ってこなかったのですが、こんなに良いものもあるのかと認識を改めました。

・エルサルバドル サンタテレサ農園産
ハイローストくらいに煎って、甘い香りが強く、ボディは軽めで綺麗な酸味が残る。軽めで香りも良いので万人受けしそうな印象。
この豆はパカマラ種で、温泉水で果肉除去を行っているようです。パカマラ種も初めて扱ったのですが、思いのほかクセが無く、飲みやすい感じです。

今回の2種類、喫茶では今週後半くらいまで提供しようと思いますので、興味があるお客様はオーダーしてくださいませ。

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2010年4月13日 (火)

DISCOVERYでの焙煎は休止中です

4月から3kg釜のシリンダーを直火シリンダーから半熱風シリンダーに入替えた事に伴い、3kg釜の作業で手一杯の日々が続いています。その為、DISCOVERYでの作業は一旦停止しています。

たまにDISCOVERYに興味があって訪ねて下さる方がいらっしゃるのですが、この機材で煎った豆のサンプルは現在ありません。機材を観ていただいたり、ちょっと触っていただいたりといったことは、ご協力できると思います。ただし、喫茶の営業を最優先したいので、少し待って頂く場合があります。それだけご承知おきください。

色々サンプルの豆も取り寄せてあるので、早い時期にDISCOVERYを稼動させたいという気持ちはあるのですけどね。その時はまた、この場でご案内します。

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2010年3月24日 (水)

ホンジュラス(Q認定)、パプアニューギニア・シグリ

新しい小型の焙煎機の操作にも慣れてきたので、サンプルとして購入してあった生豆を色々と試しています。とりあえずの焙煎なので、いつもの軽く酸味が残る程度の焙煎度で焙煎していますが、この焙煎度で美味しかったもの2点は、リクエストがあれば喫茶では出そうと思っています。数量限定の裏メニューになりますので興味がある人は早めに声をかけてください。

・ホンジュラスSHG(Q認定商品)
中米ホンジュラスの、3つの農園で作られた生豆だけを集めたもの。Qグレードの生豆。
ホンジュラスのイメージを覆すようなキレの良い中米系の酸味を感じます。やや軽めな感じで飲みやすい。

・パプアニューギニア シグリ農園産
南太平洋パプアニューギニアのシグリ農園の豆。クセがなくバランスも良く仕上がった感じがします。ホンジュラスよりもコクがあり、やや飲み応えあり。

他に煎ったのですが、今回の焙煎度では合わない気がしました。だめだったやつは時間がとれたらもうちょっと深めに煎って試してみるつもりです。

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2010年2月25日 (木)

新焙煎機でメキシコの豆を煎ってみた

昨日は定休日にも関わらず無性に仕事をしたくなり、この前購入した小型焙煎機で少量購入してあったメキシコの生豆を焙煎しました。色々設定を変えて試して、日が暮れた後、面白い味わいに仕上がりました(仕事、遅すぎ・・・)。
果実系の酸味があって、すっきりしているけれど、コクも少しあります。少し独特の香りがあります。
1回で200gくらいしか出来ないので、基本的には豆売りは出来ません。暫くは喫茶でお出しすることが可能ですので、興味がある方は申し付けてください。

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