最も好きなビル・エヴァンスのアルバムは
ビル・エヴァンスのリーダー作の中で、一番のお気に入りがコレ。
「Paris Concert EDITION ONE」
ビル・エヴァンスが肝臓疾患で亡くなる10ヶ月前の、パリでのライブを収録したライブ版2枚のうちの1枚です。
ビル・エヴァンスというとスタジオ録音のアルバムでの静謐な印象が強いですが、ライブ演奏は常に激しかった人でもあります。また、ライブでは生涯に渡って特定のレパートリーを繰り返し演奏することが多かった人ですが、後年に至るほど、同じ曲を演奏するのでも、速く、アグレッシブに演奏するように変わっていったように思えます。そして、そのアグレッシブな側面を最も強く感じられるのが、正式リリースのライブ版としては最終となる、このアルバム。
ベースのマーク・ジョンソンと、ドラムのジョー・ラバーバラとの激しいインタープレイが聴ける8曲目「Beautiful Love」は音量を上げて聴くと、最高に気持ち良いです。特にお勧めです。