食品衛生協会の研修にて
今日は年1回受講している川崎市食品衛生協会の研修を受講してきました。例年だと食中毒や害虫駆除の話題になるのですが、今回のメインテーマは食品の放射能汚染について。興味のある話題だったので、期待して行ってみたのですが。。。
宮前区役所の保健福祉センターの担当者が説明して下さったのですが、1時間15分くらい、ずっとテレビで言われている通りの、安全なので安心して下さい旨の話を聞くだけでした。強調されていたのは、100msv以下の被爆では癌発生の直接的なリスクが明確になっていないということと、そもそも癌で2割の人が亡くなっているという事実。だから安心して下さいとのこと。何に気をつければ良いのかを確認したくて行ったのですが、「流通しているものは全て基準値以下の汚染で安全なので安心して欲しい。そんなことを気にするより、寧ろ食中毒に気をつけて下さい」ということでした。
質問の時間もなく、そのまま終了してしまったので、仕方なく説明して下さった方のところに行って、不明なことを聞いてみました。
私「基準値以下というが、例えば野菜は洗った状態で測定しているのでしょうか。誰に聞いても前提が分かりません。」
保「洗ってから計っています」
私「それでは店に並んでいる商品は、洗って基準値以下の状態で並んでいるのですか、それとも、まだ洗わないと基準値以下にはならない状態なのですか」
保「洗わないで使う人はいないでしょう。」
私「普段通りに洗えば問題ないのか、かなり必死に洗わないとならないのか、前提が明確でないと分かりません」
保「・・・・」
私「魚は骨、内臓、皮を除外して、身だけで計っていると聞いたことがありますが、そうなのですか。骨を食べるような料理もありますが、さきほど骨に蓄積されると説明して下さったストロンチウムなどは、そもそも計測されていないので危険性が分からないのではないですか」
保「食べない部分は計らないものもあります」「私も本当に安全だと思っているんです。厚生労働省も頑張っています。安心して下さい。」
私「いや、その厚生労働省が。。。。。」
保健所の担当者が本当に安全だと思っていることは理解できたのですが、私はとても安心できませんでした。5分ほど、質問させていただいて、ふりかえると、もう参加者全員、お帰りになっていました。
安全かどうかよくわかならいものを使って食事を提供することについて、皆さん、怖くないのだろうか。何故、今回の説明を聞いて、誰も疑問を覚えない?