かっこ良い先輩たちの話
少し前、焙煎機メーカー主催のプロ向けの焙煎セミナーに行ってみました。講師の先生は、自らの焙煎を深めるにあたり教えを受ける先人がおらず、色々と極端な方法も試してみたそうです。結果として現在の彼の方法があり、彼の珈琲の味わいもあるのですが、たぶん彼は、他のやり方も知っているし、他のやり方で作った珈琲の味わいも知っている。そして他の方法を否定するようなことはしない。
開業して2年目の時には、生豆問屋主催の同業者の集まりに参加した。この時に同席したキャリアの長い焙煎屋さんは、「色々試してみろって皆言うだろう」と言ってくれた。
どちらの先輩も、接していても本当に謙虚で人間自体が魅力的に思えた。私もいつか、後から始めた人に同じようなことを言ってあげられるように、まだまだ頑張らないと。