ご都合主義で放射性物質の検査方法が変わったようです
福島第一原発の事故の後、野菜への放射性物質の検査が行われていますが、事故直後と、現在で、検査方法が変わっており、現在の方法だと事故直後と比べ放射性物質が大幅に低く検出されるようになっているようです。
当初(事故直後)は野菜を洗わない状態でチェックしていたのを、厚生労働省から各県に、「野菜の放射線を測定するときには、『出荷のまま』ではなく、良く『流水』で洗ってから測定しろ」という「通達」が3月後半に出たそうです。
中部大学教授 元内閣府原子力安全委員会専門委員(昨年4月まで在任) 武田邦彦さんのブログも参考にしてください。ここは、私が主に原発関連の情報を得ているサイトです。
事故直後、始めて福島のホウレンソウから放射性物質が検出された際、私はテレ朝のニュース番組で「洗っていない出荷状態で測定する為、実際には洗えばすぐ1/10程度まで下がります」という専門家の説明を聞きました。これを信じていたのですが、知らない間に洗っても下がらない状態で検査されるように変わっていたようです。
それならそうと、厚生労働省は明確に説明すべきだと思います。
確かに農家は被害者で農産物が売れないことは悲しいことですが、そのことに対して危険なものを売れるように配慮することは間違いだと思います。本来は少しでも危険性があるものは排除し、農家にはその分のきちんとした補償をするのが正しいと思います。
すごく作為的なものを感じます。農家を助ける為の措置ではなく、政府、東電の賠償金額を少なくする為の措置に思えてなりません。
IAEAの勧告の件も怪しい。原発から約40キロも離れた福島県飯舘村で測定された放射線レベルが、国際原子力機関(IAEA)の避難基準を超えていた件だ。
経済産業省原子力安全・保安院及び枝野官房長官は避難の必要なしとして、あくまで半径20km以内や30km以内に拘るだけ。しかしながら、そんなことIAEAから指摘されないでも、国が保有する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の2次元表示を見れば、危険区域の設定は同心円状に行っているだけでは駄目なことは分かっていたはずだ。ここでもまた、安全よりも補償を安く抑える気持ちが伺える。
ここ1週間ではっきりした。
政府は明らかに「国民の安全」よりも「目先の補償金額」を低くすることを優先して動いている。その前提で、我々はニュースを見て、行動しないと大変なことになります。注意が必要です。
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