川崎市長選挙が終わった
昨日、川崎市長選挙が行われ、現職の阿部氏が再選されました。
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/14/00010324.html
今回の選挙の論点として私が注目していたのは、川崎縦貫高速鉄道線の推進についての各候補のスタンスでした。現職以外の3名は見直し、停止など、いずれも継続にネガティブなスタンス、現職の阿部氏だけが建設推進のスタンスをとっていました。
今回、阿部氏が当選したのですが、全投票数に占める阿部氏の得票率は37%でしかありませんでした。
この37%という得票率をどう捉えるのか。
必ずしも選挙の論点は川崎縦貫高速鉄道線だけではありませんし、阿部氏以外に投票した人が川崎縦貫高速鉄道線に賛成だが阿部氏に入れなかった可能性もある(いずれも支持政党がある候補者ですし)。
しかしながら、前回2005年の市長選では過半数の62%獲得(投票率はほぼ同様、対立候補は共産党の岡本氏一人の一騎打ち)で、今回は過半数を大幅に割り込んだ37%の得票率ということを考えると、阿部氏の描いたプランに乗りたくない市民が過半数程度いると考えたほうが自然なように私には思える。
初期整備区間(新百合丘←→武蔵小杉)だけでも4336億円だそうです。この金額、川崎市の有権者人口1人あたり39万円です。とても大きな事業に思えます。今回は過半数に大きく届かなかったのだし、これで終わり、にはしてもらいたくない。
私としては、住民への直接の意思確認(具体的には住民投票)をしてもらいたいです。