'Round Midnight
夜時間に入ってから流すアルバムで大好きなのが、写真左のアルバム。セロニアス・モンクの「セロニアス ヒムセルフ」。
ピアノソロのアルバムで、心の中の音色を探すように、ポツリ、ポツリと演奏され、全曲、静かで孤独感を感じる。最後の曲「MONK'S MOOD」の後半で、ピアノ演奏に寄り添うようにコルトレーンのテナーサックスが入ってくるのが、優しい感じがして、また良い。スタンダード化した「'Round Midnight」もソロピアノの演奏で入っている。静かで落ち着く。
「'Round Midnight」といえば、右のアルバム、マイルス・デイビスの「ラウンド アバウト ミッドナイト」での演奏も夜の気配を色濃く感じる。最初のマイルスのミュートされたトランペットでの演奏は緊張感があっていいし、その後のトゥッティに続くコルトレーンのテナーサックスはリラックスした感じが良い。セロニアスのソロピアノの演奏とは全く違う演奏なのに、「深夜頃」の空気感が同じように漂っているところが面白いと思う。「'Round Midnight」は、他にもビル・エヴァンスの演奏や、マッコイ・タイナーの演奏も店にあるけど、これらはサラっとしていて夜の空気感があまり感じられない気がする。やっぱり「'Round Midnight」といえばセロニアスかマイルスだよな、といつも思う。
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