昼間のBGMで大好きなアルバム
店で流す音楽は、聞き流せる程度に静かで、かつ、聴き込んでも面白いものを選びたい。
まだ日が高い時間に流しているアルバムで、一番登場回数が多いものはコレ。
The Bill Evans Trio Featuring Stan Getz 'but beautiful'
ビル・エヴァンスのトリオに、テナーサックスのスタン・ゲッツがゲスト参加しているライブアルバム。スタン・ゲッツのソロの美しさ、流麗さが堪能できる。
2曲目の「Stan's Blues」は、五・七・五の俳句みたいにベーシックなブルースで、しかもピアノ伴奏も無い。それにも関わらずノリが良く、切れ味するどくカッコ良い。こういう吹っ切れた明るいサックス演奏が、スタン・ゲッツの持ち味だと思う。
ジャズ評論家の御客様から伺った話では、当初、このライブのアルバムは海賊版しか無かったとのこと。しかし、その内容があまりにも素晴らしいことから、正式版が後追いで発売されたのだそうだ。そういうエピソードが自然に受け入れられるくらい、素晴らしいアルバム。
8曲目、「You and The Night and The Music」のイントロの後、自然に巻き起こる手拍子。ジャズのライブに手拍子?。あんまり無いよね。このライブのオーディエンスも、本当に楽しかったんだろうなぁ、と思う。
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